「子供が集中して練習しない!」とお悩みの方。集中できない理由は・・・?

 

こんにちわ!

 

お子さんにピアノを習わせているママ(パパ)のお悩みでよく聞くことに、

 

  • 全然練習しない
  • 集中して練習しない(ダラダラ練習している)

 

というのがあります。お気持ちよ~~~く分かりますよ!

全然練習しないというお悩みに関しては、過去の記事をご覧ください。

 

www.children-piano-study.com

 

では、このお悩み。

 

  • 「うちの子、全然集中して練習しない!」
  • 「ちょっと弾いたと思ったら、すぐトイレに行ったりお茶を飲みに行ったりする」
  • 「1回弾いただけですぐピアノのイスから降りて違うことをしようとする」

 

もしこんなことでお悩みの方がいらっしゃったら、今日の記事は参考になるかもしれませんので、ぜひ最後までご覧くださいね。ピアノ以外、勉強に関する集中力にも同じことが言えると思うので、受験生をお持ちの方にも必見です!

 

 

子供の集中力ってそもそもどれくらい??

 

 

子供の集中力が大人ほどは続かないのは、みなさんよくご存じだと思います。1つの遊びを何時間も集中してしている子はほとんど見かけませんし、小学生になっても低学年のうちは、飽きてしまってぼーっとしている子を授業参観でも見かけますよね。

 

では、子供の集中力は平均でどれくらい持つのでしょうか?色々調べたのですが、学術的に研究しているデータが見つからず・・・。

英語版wikipediaなんかには「4歳で12分、5歳で14分」なんていう記載があったり(参考:

Attention span - Wikipedia、お子さんの年齢+1分しか持たないなんていう記事もあったり

 

kodomo-manabi-labo.net

 

どれが本当なのかよく分からない部分があります。

 

しかし、面白い研究データを探してきました!中学生を対象にした学習効果に対する研究なのですが、「15分×3セット学習 間に7.5分の休憩を2回」入れたグループが、「45分学習」、「60分学習」のグループよりも学習効果が高かったそうなのです。

 

prtimes.jp

 

つまり、長時間連続で勉強するよりも、短時間で区切って間に休憩を入れた方が集中力が持続するようです。集中力を示す脳波(ガンマ波)がこの実験では40分を境に激減したとか!ある程度大きくなった中学生ですら40分が限界なのですから、それより小さな子供が30分~40分集中するなど無理な話かもしれませんね。

 

それを踏まえて言うならば、やはり「年齢+1分」を集中の限界(中学生ですら15分が一番効果があったようなので)と考えるのが妥当なのだろうと思います。

 

おススメの練習方法

 

以上を考えると、おススメの練習方法は

 

「年齢+1分 休憩時間を練習時間の2~3割取る」これを何セットか繰り返す

 

というのが集中力を考えると一番おススメの方法になります。ただし、この「何セットか繰り返す」というのを何回もやっていると、疲れがたまってきて集中力を下げる原因になります。もし発表会やコンクールの前などで何時間も練習する必要があるという場合は、「朝学校(幼稚園や保育園)に行く前に30分」、「帰宅してから遊びに行く前に20分」、「宿題が終わったら30分」のように、細かく練習時間を区切った方が集中力が持続しやすくなると思います。

 

もしお仕事の都合でお子さんが学童に入ってるetc.で練習時間を区切れない場合は、練習の後半は疲れてきて「年齢+1分」は集中できないことを考慮して、逆に「年齢-2~3分」の練習時間と「休憩を練習時間と同じくらい」にしてあげた方がムリなく練習できると思います。

 

実際にやってみました!その結果・・・

 

実は我が家の娘も小さい頃から集中力が続かないのが悩みのタネ!幼稚園の頃は練習時間が短かったから、私がべったり横について練習を見てあげる方法で何とかやってきました。しかし、小学生になってコンクールに出るようになってから練習時間がどんどん長くなり・・・さすがにずっと横にいるのはムリなので、家事などで少し離れるとだんだんピアノを弾いている時間よりも弾いていない時間の方が長くなっていく有様。だからと言って「もう練習するの止めたら?」というと「ヤダ、やる」と口では言うものの結局あまり練習しない・・・という、よくあるパターンを繰り返していました。

 

そんな我が家の娘に、この

  • 「年齢+1分 その2~3割の休憩」を数セット方式

で練習をさせてみました。

(我が家は平日に関しては、何回かに練習時間を分けるのが難しいのでまとめて練習しています

 

<1日目>

最初の2時間は楽しそうに練習するも、最後の30分はバテバテ。ラスト30分は5分練習+3分休憩で何とか乗り切りました。

 

<2日目>

 疲れているのか、はたまた短時間集中という目新しさが薄れてきたのか、昨日ほど集中は続かない様子。ただいつものように、1回弾いては違うことをする・・・という動作は見られませんでした。しかし!後半30分はだれてしまったので、娘の横について声掛けしながら練習を見守りました。

 

<3日目>

比較的集中して取り組めていました。娘に聞いてみたら「練習時間が短いからそこまで疲れないし、休憩中遊べるるから(この3日間、休憩の間に絵を描いていました)楽しく練習できる」と言っていました。この日は後半だれることなく最後まで練習できました!

 

やってみた感想として、何十分も通して練習するよりもやはり短時間集中+休憩のシステムの方が集中力が持続しやすいように感じました。

 

お子さんの集中力の持続にお悩みの方、試してみる価値はあるかもしれませんよ!

 

 

ではでは。

みなさんのピアノライフがステキなものになりますように。