「ピアノ練習したくない」ならばその内容を聞くことが大切ですよ!

f:id:piano-study:20191023103113j:plain

こんにちわ。

 

今日は、昨日の記事の続きになります。

 

ピアノの練習が嫌い・・・そういうお子さんは非常に多いものです。と言うより、好きで毎日ピアノを弾いている子供はほとんどいません。私の肌感覚だと、毎日楽しんで練習できる子供は300~400人に1人くらいの割合です。)それくらい子供にとってピアノの練習というのはハードルが高いものなんですね。

 

我が娘も練習は毎日しますが、はっきり言って練習は嫌いなようです。少し弾いては椅子から降りて違うことをしています(苦笑)コンクールで入賞もしてますし、「ピアノ上手だね」と言ってもらえる機会も少なくない娘。それでもこんな感じですから、ピアノの練習って、子供にとっては相当イヤなものなんだろうな、と思います。

 

でも、ちょっと待ってくださいね!

 

お子さんがピアノを練習しないことでお悩みのママ(パパ)のみなさま。

 

親:「ピアノの練習しなよ」

子:「ヤダ」

親:「ヤダじゃないよ。習ってるんだから練習しなよ」

子:「ヤダったらヤダ」

親:「だったら辞めさせるよ」

子:「それもヤダ」

 

こんな会話を繰り返してませんか?このお子さんの「ヤダ」の中身、いったい何でしょうか?分かりますか?

 

実はここを紐解いてみることで「練習嫌い」が解決するかもしれませんよ!

 

<内容>

 

まずはお子さんの気持ちを聞いてみよう



子供は発達途中。大人に比べると脳の作りもまだ未熟です。なので、「イヤだ」の理由を自分で自覚して、それをきちんと親に伝えられる子は多くありません。そこを親の都合で「練習しなよ」と押し付けても、イヤなものはイヤですから、余計に反発するという訳なんですね。

 

ですから、まずはお子さんが「ピアノ練習の何がイヤ」だと思っているのかを聞いてみましょう。

 

思わぬことを言ってきて、ビックリなんてこともあるかもしれませんよ!?

 

「練習がイヤだ」のよくある理由

 



 

理由を聞くと、よくある答えは次のようなものがあります。

 

  • つまらないから
  • 難しいから(上手く弾けないから)

 

ここで、「そんなこと言わずに頑張ろうよ」と言っているママ(パパ)のみなさんあともう一息ママ(パパ)の頑張りが必要です(笑)これだとまだ答えが抽象的すぎて、具体的な解決策にたどりつけません。

 

なので・・・

「そうか、つまらないと思ってるんだね。(ここで気持ちを認めてあげることが大切です)じゃあ、どんなところがつまらないと思ってるの?何を弾いてる時につまらないと思ってるの?」

 

と、お子さんの気持ちをどんどん細分化していって、具体的な内容が出てくるまで細かく聞いてあげる作業がとても大切です。

 

「つまらない」「難しい」と言うと一言で済んでしまいますが、その内容は子供が100人いたら100人違うもの。まずは自分のお子さんの気持ちを丁寧に紐解いていきましょう。

 

原因が分かったら解決策を考えよう!



 

理由が分かれば、あとはもう解決すればよいだけなので簡単です。ゴールは近づいてきましたよ!

 

よくある理由にはこんなのがあると思います。

 

  1. 両手だとうまく弾けないから難しい
  2. 早い部分が上手に弾けないからイヤだ
  3. 弾いている曲がつまらない
  4. 楽譜が難しくて読めない
  5. 一人で練習するのが退屈
  6. 弾いても上手くならない
  7. 守らなければならない決まり(強弱や伸ばす長さ)を守るのがめんどくさい
  8. 毎日練習しろと言われるから余計にイヤになる

 

1~3の場合は、ピアノの先生に相談してみると解決するかもしれません。1.2は練習の仕方を教えてくれると思いますし、3はお子さんが楽しいと思える曲を練習曲に入れてもらえる可能性があります。

4.は子供がつまづきがちなケースです。ただピアノに通っていても、楽譜は読めるようになりません。教室で楽譜を読む練習をしないならば、自宅でやるようにしましょう。今は音符を読む練習になるアプリ等もあるので、これらを使って読譜力をつければ解決します。時間や気持ちに余裕があるママ(パパ)はお子さんと一緒に譜読みをしてあげても良いと思います。

5.も子供に(特に小さいうち)はありがちです。ただでさえ難しいピアノの練習。それをたった一人でやるのは正直ムリというもの。ずっと横に座って見ていなくてもよいので、近くで家事をしながら見ていたり(私は洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりしながら見ていることが多いです)、「〇回弾いたら教えてね」というように定期的にチェックしてあげると良いと思います。

6.もよくあります。お子さんにピアノを弾けるようになったという達成感が足りないケースですね。こういう場合は練習方法を見直してあげると効果があります。特に難しくて弾けない場所に絞って何度も何度も繰り返し練習すると、必ず弾けるようになるので、「やったー、できたー」と達成感を味わいやすくなります。

7.これをお子さんが言うということは、上手になりたいと言うより、今は楽しく弾きたい気持ちが強いのかもしれませんね。こういう場合はのびのびと練習させてくれる先生に変えると、楽しく練習するようになる可能性があります。

8.この場合は、昨日書いた記事が参考になるかもしれません。ぜひご一読くださいね。

 

www.children-piano-study.com

 

理由はまだまだあると思いますが・・・よくある内容についての答えを記しました。参考になれば幸いです。

 

ではでは。

みなさんのピアノライフがステキなものになりますように!