楽譜が読めるとピアノの上達は早くなりますよ!



 

こんにちは!

 

先日、知り合いのピアノの先生にお招きいただいて「ミニ悩み相談室」をしてきました。

 

その中に「何度教えても楽譜をちゃんと読んできてくれないから、間違いだらけでなかなか先に進まない」というお悩みを頂いたので、今日はこれについて取り上げてみたいと思います。

 

 

 

初心者には楽譜を読むのは難しいけど・・・

 



 

初心者、特に子供にとって楽譜を読むというのはかなり難しいものです。それもそのはず、日常生活で楽譜を読む機会なんて、歌や楽器の演奏の時以外にはないから。ひらがなや漢字は、道を歩いていても簡単に見つけられる一方、楽譜は本を開かなければ見る機会がありませんよね。

 

つまり、馴染みが少ない分、身に付くのにも時間がかかるという訳です。

 

そんな楽譜。ピアノの先生は読み方を教えてくれると思いますが、それだけで子供が覚えられるかと言ったら・・・中にはいるかもしれませんが、ほぼ不可能だと思います。練習していた曲が〇になって新しい曲になると、楽譜が読めなくて泣き出す子も少なくないようです。(さらには、新しい曲を練習するのが苦痛で辞めてしまう子もいるそうです)

 

せっかく習い始めたピアノ、楽譜が読めなくて練習が辛くなってしまうのはもったいないですよね。

 

では子供たちのために、親・先生はどのようなサポートができるでしょうか?

 

私が昨日先生におすすめしてきたのは・・・

 

  • 自宅ワークを宿題にする(自宅で音符を読む練習をする)
  • 習い始めて1年くらいはレッスン中に音符を読むトレーニングをする
  • 自宅練習の時は楽譜を拡大コピーして使用する

 

この3点でした。順を追って説明していきましょう。

 

自宅ワークを宿題にする(自宅で音符を読む練習をする)

 



 

実はピアノの上達が早いお子さんは、自宅で音符を読む練習をしている場合が多いです。そして、上手なお子さんが多いピアノ教室では、楽譜を読むためのワークを宿題として取り入れていることが多いようです。しかし、子供が自主的に楽譜を読むためのワークをやりたがるかと言ったら・・・まぁそんなことはないと思うので、教室の宿題にしてしまうのが一番の近道でしょう。また、これから教室を探す保護者の方がいらっしゃったら、「楽譜を読む練習としてワークを宿題に取り入れているか」も教室選びの参考にできるかと思います。

(娘がかつて通っていた大手ピアノ教室も独自のワークがありましたが、これが宿題ではなかったので娘がやりたがらず、宿題でもなかったのでやらせるにも一苦労・・・結局手つかずのままです)

 

おすすめのワーク

おすすめのワークに『わかーるワーク』というものがあります。どんなワークか詳しく解説してくださっている方がいらっしゃるので、下で紹介させていただきます。

daisukiongaku.com

 

このワーク、ピアノ教育に熱心なママさんに紹介したら「うちの子(年長さん)があっという間に楽譜が読めるようになってびっくりした」と言っていた、なかなか良いワークです。

 

もし「教室ではワークを宿題に出してくれていないから、自宅で何かやらせたい!でもワークは嫌がってやらないと思う」とお困りのママ(パパ)さんがいたら・・・(その気持ちよく分かります。うちの娘も小学校に入るまでは、椅子に座って鉛筆をもつことすら嫌がりましたから!)

 

おすすめはアプリ学習です。「音符」で検索するとたくさんのアプリが出てきますので、その中でお子さんにあったものを選ぶのがよいと思います。(おすすめアプリは、機会があったらまとめてみようと思います)

 

レッスン中に音符を読むトレーニングをする

 



楽譜を読むのが苦手なお子さんの特徴に「真ん中のドだけしか分からなくて、そこから順番に数えながら楽譜を読む」というのがあります。最初の簡単な楽譜ならばこれでも大丈夫ですが、音符の数が増えていくとこのやり方では読むのがとても大変です。

 

そこでおススメなのが、「ひとつ飛びで音符をかたまりにして覚える」方法です。とても分かりやすく解説してくださっている方がいらっしゃるので、記事を下に貼っておきます。

www.shimamura.co.jp

 

かたまりで覚えることを反復練習すれば、譜読み力がアップすること間違いなし!かたまりごとにカードを作って、「これなーんだ」という具合にクイズ形式で楽しく取り入れれば、子供でも楽しく取り組めますよね。

 

音符を読むレッスンがない教室に通っている場合は、自宅でこのような練習を取り入れてあげると良いかもしれませんね。実際に私も自宅で「串刺し(五線の上の音)を下から順に言いましょう!ド・ミ・ソ・シ・レ・ファ・ラ・ド」「次は逆から順にド・ラ・ファ・レ・シ・ソ・ミ・ド」なんていうのをお風呂に入っている時に娘と暗唱したりしてました。この覚え方は、今でも譜読みするときに役立っているようです。

 

自宅練習の時は楽譜を拡大コピーして使用する

 



まだ曲が短い習い始めの頃であれば必要ないかもしれませんが、曲が長くなるにつれて音符が小さくて読みにくくなります。ここでつまづく子供も多いもの。我が娘も小学校低学年くらいまでは「音符が小さくて読みずらい」と文句を言っていました。

 

そこでおススメは「自宅練習は拡大コピーを使用する」ことです。

 

楽譜って見開きB4サイズが多いと思うのですが、それをA3に拡大するだけで楽譜がかなり読みやすくなります。こういった方法で子供の楽譜を読むストレスを減らしてあげるだけでも、ピアノ練習に対する抵抗感を少なくできるのでおススメです!最近は減ってきましたが、曲によってはいまだに娘から「読むの大変だから大きくコピーしてきて」と言われたりしますよ。

 

以上がオススメでした。どなたかの参考になれば幸いです。

 

ではでは。

みなさまのピアノライフがステキなものになりますように!